在宅医療への取り組み

在宅医療への取り組み

ファーマシィの在宅医療

社会の高齢化がこれから大きく進み、在宅医療のニーズがますます高まってきます。
そこで厚生労働省は「在宅医療の推進」を重要方針に掲げ、その達成には「チーム医療」と「訪問薬剤管理指導」が必要不可欠であると述べています。しかし薬局・薬剤師は在宅医療でどれだけの役割を果たせているのでしょうか?
医療チームからも「薬剤師の姿が見えない」「在宅医療で薬剤師は何ができるの?」等、言われて久しいのが現状ではないでしょうか?しかしファーマシィは単に「薬の配達屋」ではない「チーム医療で活躍する薬剤師」の姿があります。

ファーマシィの薬剤師が、できること。

「在宅医療における薬物療法の安全を守る」、これが私たちの大きな役割です。私たちは「患者」「家族」そして「在宅チーム」にとって安全で効率的な処方を設計し、主治医に提案します。また配合変化や注射時の注意点などを記した注射手順書を看護師に向けて作成するなど、在宅医療におけるリスクマネジメントの一翼も担います。

パートナーは地域の在宅ケアチーム

我々のパートナーは、地域で在宅医療を支えるすべての医療機関、訪問看護ステーションなどの事業所です。そのため仕事内容はカンファレンス、退院調整、往診同向など幅広く、また連携する地域のパートナーも日々変わります。カンファレンスや退院調整では治療方針や患者の状態などをチームで共有し、それをふまえて処方提案も行います。

無菌調剤

高カロリー輸液や麻薬注射剤に対応するため、クリーンベンチを備えた薬局を全国で50箇所展開し、在宅医療でのニーズに対応できる体制を整えております。

医療材料の取り扱い

在宅での治療を円滑におこなえるように、シリンジポンプやPCAポンプ、携帯型精密輸液ポンプ(CADD-Legacy)などの医療機器のレンタルを行っています。また、治療に必要な医療材料の分割販売も行っています。

ファーマシィの在宅研修体制

チーム医療の一員として在宅医療に貢献するためには、薬に限らない幅広い知識が必要です。
ファーマシィでは在宅・チーム医療に特化した研修を充実させています。医師、看護師を交えた症例検討会を社内で定期的に開催、医師などを講師として招聘しチーム医療で必要な多角的視点について学びます。
また在宅訪問への同行や無菌調剤、医療機器の実技指導など、現場の実践力も学びます。

在宅医療における社会活動

ファーマシィでは、在宅医療を身近に感じていただくために、住民の方を対象にお茶を飲みながら気軽に相談できる「在宅ケアカフェ」を開催しています。また、地域医療における多職種連携を目的とした在宅勉強会の開催や運営をサポートしています。