ファーマシィ薬局上本町駅前

ファーマシィ薬局上本町駅前

開  局:2018年10月

所 在 地:〒543-0031
     大阪府大阪市天王寺区石ケ辻町18 - 21
     上六ときビル1階

アクセス:近鉄線上本町駅より徒歩2分

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独自の『受診前面談』を通じて 患者とのコミュニケーションを深化。

開局以来、めざすのは 「入りやすい薬局」

 開局以来、薬局運営において心がけているのは「入りやすい薬局」です。
 多くの方は薬局に「処方せんの調剤を受ける場所」とのイメージを抱き、「処方せんがなければ入れない」と思われているようです。当薬局は、そうした先入観を覆したいと、OTC医薬品(以下、OTC)の販売や健康に関する相談を積極的に行うとともに、外観も通りがかった人が気軽に入れるよう間口をガラス張りにして薬局内がよく見通せるようにしました。
 OTCに関しては、約1000種類の品目を用意。とはいえ、品目や価格で比較するとドラッグストアにはかないません。そこで、当薬局では、薬剤師の知見を生かした薬局ならではの品ぞろえで対抗するようにしています。

OTCの棚は、薬局の外からも目立つように配置されており、処方せんを持たない人でも入ってみようかと思わせる工夫がなされている

受診前に薬剤師が面談し トレーシングレポートを作成

 当薬局の特徴ある取り組みのひとつに『受診前面談』が挙げられます。これは、患者さんに医療機関を再診する直前に薬局へ来局いただき、薬剤師が前回の受診時からの体調変化や薬剤の副作用、残薬について確認しトレーシングレポートにまとめ、それを持って受診していただく取り組みです。
 受診後より受診前のほうがしっかりとしたコミュニケーションを取れる傾向があり、正確な情報の聞き取りができます。そのため残薬確認や、副作用が怖くて飲みたくない、剤形や味、金銭的な問題などから服薬を控えていたといった残薬発生の理由が抽出でき、問題を解決することで服薬アドヒアランスの向上が望めます。
 薬剤師としてのやり甲斐を感じるとともに、医師からも「患者さんへの説明が終わった受診後の疑義照会より薬剤師の提案を受け入れやすい」などの高評価をいただき、良い医療連携ができているように思います。

薬局のスタッフが一丸となり 『認知症カフェ』を開催

 2019年4月から毎月1回、薬局内で『認知症カフェ』を開催しています。同カフェでは、薬剤師が、認知症に関することや、多くの高齢者の方が服用している薬剤についての情報をクイズ形式で出題するなどして、楽しく学んでいただきます。 薬剤師のみならず、当薬局に所属する管理栄養士による普段の食事のアドバイスや、メディカルパートナーが簡単にできる体操の指導をする時間も設けており、薬局スタッフが一丸となって取り組むイベントになっています。

薬局の待合室で開催する『認知症カフェ』。

認知症患者のほかに患者家族や、将来、認知症になることへの不安を持つ人などが参加しているという