ー社員によるリレーエッセイー Vol.3 山田真弘

Vol.3 外部仕事のススメ

尾道松永エリア
山田 真弘

TURNUP第53号はこちら

はじめに

 物事を大きく動かすことは、難しい。小さなことを積み重ねて大きな
ことを成すしかない。
 少しずつ、少しずつゴールまでたぐり寄せるのだ。一気につかみたい気持ちはわかるが、それをすると失敗して地面に叩きつけられることも多い。そして最後にいつも山が訪れる。ここを一気に乗り越えようとするとひっくり返って失敗してしまうこともある。少しずつ登っていってゴールまで達するのだ。
 あ、この話UFOキャッチャーの話です(笑)。私はUFOキャッチャーが大好きなのです。
 UFOキャッチャーって日によってアームの動き方や商品の位置が異なりますし、最近はなかなか1発では取れない設定が多いんです。なので獲得に対して、現状と課題を分析して物事を進めないといけないんです。そういう意味では仕事に活かされている!と思っています。

現在の仕事

 さて私は現在、株式会社ファーマシィの一薬局長として業務を行っているかたわら、看護学校の薬理学講義を年間50時間、県薬剤師会の委員会を3つ、支部薬剤師会で研修会等の運営を行っております。なんでここまでやっているかと言うと、トータルで見ると自身が成長できるし、楽しいからです。これを書いてしまうと、さらに仕事を振られそうで若干怖いですが(笑)。

多職種とのつながり

 外部仕事の良いところは、自身の勉強になることに加えて保険薬局外の方とつながりを持てることです。つながりが多いのは病院薬剤師の先生や看護師の方です。
 たとえば病院薬剤師の先生とは、運営している薬薬連携の研修会や研修会後の懇親会で知り合いになれたりします。不思議なことに知り合った後には、実際の業務でお世話になることが多々あります。
 また看護師の方とは、入院された在宅患者様の服薬状況説明等で病院を訪問した際に、その病院に勤めている看護学校の元生徒に出くわすといったこともあったりします。
 こういう顔が見える関係をつくっていければ、業務がスムーズに行えますし、今後も、もっと広げていけたら面白そうじゃないですか?

会社への還元

 ただ、外部仕事を行っていると就業中に職場から離れてしまい、薬局に迷惑をかけることもあります。しかし当薬局では、私が不在でもバックアップできる頼れる人材がたくさんいますし、外部仕事に対しての上司の理解度も高いです。なので、安心して外部仕事ができる環境があります。
 ただ、外部仕事をする際には、そこで得た知識などを会社へ還元し、win-winの関係となるように日々取り組むようにしております。

外部仕事のススメ

 もし、外部仕事の依頼が来たらどうしますか?私自身は、授業の日は毎回下痢気味ですし、研修会等で発表するときは開始までは心臓バクバクです。でも、そんな現状と課題も自分の中で分析し、さまざまな対策を行ううちに案外支障がない程度に対応できたりします。外部仕事の依頼が来ること自体が光栄なことですし、ぜひ、チャレンジしていただきたいと思います。
 今現在、学会、研修会やUFOキャッチャーもオンラインの機会が増えてきましたが、新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いた折りには学会等で行った都道府県のUFOキャッチャーを制覇したいなと思っています。