世界保健デーは、世界保健機関(World Health Organization: WHO)が設立された1948年(昭和23年)4月7日を記念して設けられました。
この日には、WHOが国際保健医療に関するテーマを選びます。
また、世界各国でその年のテーマに沿った様々なイベントが開催されます。
4月7日は『世界保健デー』

出産による妊産婦死亡の日本の現状

日本の妊産婦死亡率は、医療機関での出産が大半となり安全に分娩管理ができるようになったのもあり、年々減少しています。
2023年は
妊娠、分娩及び産じょく(※1)が死因となった死者数は26人(p19)死亡率(※2)は3.5人(p5)
年間出産数は74万2822件(うち出生数72万7288人、死産数1万5534人)(p5~7)
※1 産じょくとは、出産後に体が妊娠前の状態に戻るまでの期間
※2 死亡率=年間妊産婦死亡数 ÷ 年間出産数(出生数+死産数) × 100,000
出産による妊産婦死亡の世界の現状
世界保健機関(WHO)によると、世界の平均妊産婦死亡率(10万人出産当たりの人数)は223人です。(※出典:WHO 世界保健統計2024)
1位は南スーダン、2位はチャド、3位はナイジェリアと、上位にはアフリカの国々が多く、全妊産婦死亡の約7割をアフリカ地域が占めるとされています。
紛争地域についても死亡率が顕著に高く、質の高い医療を受けることができないために、助かるはずの命が失われています。
「Healthy beginnings, hopeful futures 」 (健やかなはじまり、希望のある未来へ)
予防可能な妊産婦と新生児の死亡をなくすための取り組みを強化する
- 母親と赤ちゃんの健康は、健康な家族と地域社会の基盤であり、私たちすべてに明るい未来を約束するもの
- すべての女性と赤ちゃんの生存と成長を支援する
- 女性の声を聞き、家族を支援する