5月は『くらしと薬の月間』

上手なお薬の買い方

市販薬には、風邪薬や胃腸薬など複数の成分を含んだ配合剤が主流です。
同じようなお薬でも入っている成分や配合バランスなどが異なり、効能効果にも微妙な違いがあります。
お一人おひとりの症状にあったお薬を入手するためにも薬剤師に相談しましょう。

お薬を買うときに必ず伝えたいこと

❶症状

市販薬の多くは複数の成分を含んでいるため、適切なお薬を選ぶためだけではなく、副作用の危険などを避ける意味でも、症状をできるだけ詳しく伝えましょう。

❷使用しているお薬の有無

複数のお薬を同時に使用する場合、組み合わせによって、お薬同士が悪影響(副作用)を及ぼす場合があります。市販薬だけでなく病院や歯医者さんのお薬、またはサプリメントや健康食品なども含めて現在使用しているものがあれば、すべて伝えましょう。

❸アレルギー歴・副作用歴

食べ物やハウスダストなどでアレルギーを起こす方はお薬にもアレルギーを示すことがあります。また、特定のお薬に対してアレルギーや副作用が出たことがある方は、同じ成分や同系統のお薬を避ける必要がありますので必ず伝えましょう。

❹妊娠中・授乳中

妊娠中は胎児や出産に影響を及ぼすこともあります。また、授乳中も母乳を通じて乳児へ影響がでることがあります。妊娠中や授乳中の方は、必ずその旨を伝えましょう。

❺年齢(ご家族が使用する場合)だれが使うのか正しく伝えましょう

こども

大人と違い、体の各器官が成長途中で身体機能も未熟です。お薬の悪い影響を受けやすいのでお薬の量だけではなく、使用できる種類も異なります。

高齢者

加齢により身体機能が低下しており、思わぬ副作用が現れることがあります。また複数のお薬を併用している場合も少なくありません。