暖かい部屋から寒い外に出かけるときなど急激な温度差を感じることが多い冬は、交感神経が緊張して血管が縮み、血圧が上がりやすくなります。また、年末年始は食べ過ぎる機会が増え、塩分の摂取量も増える事で血圧が上がりやすくなります。そこで今回は減塩のコツについてお伝えしたいと思います。
栄養処方せんVol.2『減塩のコツ』
冬に血圧が上がりやすいのはなぜ?
出典:日本栄養士会「健康推進のしおり」を加工して作成
減塩のコツ
調理編
・うま味を効かせる
だしのうま味やきのこ、野菜などのうま味素材を使うことで調味料が少なくてもおいしくできます。
・香辛料や酸味をつける
唐辛子やカレー粉、レモン汁や酢などを使って味にアクセントを。
・味付けを表面に
焼いた香ばしさで風味をつけたり、表面に味をつけることで薄味でも味を感じやすくなります。
・とろみをつける
とろみがついていることで調味料が食材にからまり、舌にも味が残りやすくなるので味をはっきり舌で感じることができます。
食べ方編
・汁物は
1 日 1 回まで、具だくさんにする。
・麺類を食べるときはスープは残す
・調味料はかけるよりつける
醤油やソース、ドレッシングなどはかけるよりも小皿にだして少量つけるようにしてみましょう。
最近注目の👀 「乳和食」をご存知ですか?
乳和食は味噌や醤油などの伝統的な調味料とコクやうま味のある「牛乳」を組み合わせることで、減塩してもおいしく和食を食べられる調理法です。