薬局に関する情報

薬局に関する情報

Q. 薬局でお薬手帳を持ちましょうと言われますが、なぜでしょうか?

A. 阪神淡路大震災以降、緊急時の対応をする際に医療機関のカルテが喪失したりして対応が遅れるなどの支障が出る中、お薬手帳をお持ちの患者さんに対しては、適切で早い対応ができたという事例が多く報告されています。また、様々な医療機関を利用されている患者さんは、薬の飲み合わせ、重複、残薬などを適切に伝えるツールとして活用でき、患者さんにとってとても有用であることから推進されています。

Q. 処方せんはどこの薬局でも調剤してもらえますか?

A. 「処方せん受付」「保険薬局」「保険調剤」といった表示のある薬局であれば全国どこでも調剤してもらえます。また、お体の状態や都合が悪い時などは本人でなくても、ご家族や代理の方が処方せんを持参されても調剤を行うことができます。ただし、おたずねしたい事がある場合もございますので、できるだけ患者さん本人が持参されることが望ましいです。

Q. いつも同じお薬なので、お薬手帳に記入してもらわなくてもいいですか?

A. 薬物治療を続ける上で、何を使用・服用しているかということと、どのくらいの期間そのお薬を飲んでいるかということはとても重要です。お薬手帳を使用していれば、そのお薬を「いつ」「何日分」もらったか、また、そのお薬を飲み始めた時期もすぐにわかります。また、旅先での急な病気や事故でいつもと違う病院や薬局にかかったときや、災害時で非難したときなどに適切な処置が速やかに受けられるので毎回記入してもらうようにしましょう。

Q. スマートフォンで処方せんを薬局に送れるの?

A. 病院から指定した薬局へFAXで処方せんを送る代わりに、お手持ちのスマートフォンで処方せんを送るサービスが広がっています。FAX送信サービスを行っていない病院や、また、行っていても受付が混雑している場合などの待ち時間を解消してくれます。ファーマシィも全薬局で同サービス(無料※)を行っています。詳しくは、薬局スタッフへお声かけください。※定額の通信サービスをご利用でない場合、通信料のご負担が発生します。また、薬局へお越しの際には、必ず処方せん(原本)をご持参ください。

Q. 薬局で調剤されたお薬はいつまで使えるの?

A. お薬の包装に表示がないものはお薬をお出しした薬局に問い合わせることでわかります。ただし、頓服薬などを除き処方薬は原則として医師より処方された日から処方された日数で飲み終わることを前提としています。前と同じ病状だからといって自己判断で余っていたお薬を飲んでしまうと、場合によっては効果が得られなかったり、悪化してしまうことがあります。また同様の理由で家族など他の人にあげたりしないようにしましょう。長い間、同じ薬を使っていて、薬が余ってきた、いつのものかわからなくなった薬がある場合などは、残薬調整やそのお薬が使用できるかなどを確認させていただきますので、薬局の薬剤師にご相談ください。

Q. 処方せんがなくても薬局で相談にのってくれるの?

A. 病院から出されたお薬だけでなく、市販薬はもちろん、サプリメントや健康食品との飲み合わせのご相談なども常時お受けしております。薬局によっては、アレルギー、生活習慣病の方向けのお菓子・食品や調味料、健康補助食品や介護食、介護用品、その他、サポーターなどの衛生用品の取り扱いも行っております。また、在宅医療のご相談もお受けしておりますので、薬局スタッフまでどうぞお気軽にご相談ください。

Q. “かかりつけ”って病院だけじゃなくて、薬局もあるの?

A. 患者の皆さんが、かかりつけの医師(病院)を決めて、日頃受診されるように、かかりつけの薬剤師(薬局)を決めてお薬をもらっている方もいらっしゃいます。1人(1つ)の薬剤師(薬局)に担当を決めることで、より適切で安全なお薬の一元管理ができるようになります。自分のことをよくわかってくれる“かかりつけ薬剤師”をぜひ見つけてください。
■一元管理とは、たとえば、A病院、Bクリニック、C歯科クリニックで処方されたお薬、市販のお薬などはもちろん、健康食品やサプリメントなどの飲み合わせなどを、お薬のプロである薬剤師が一元的に管理(チェック)すること。