お薬に関する情報

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Q. お薬は水や白湯で飲まなければいけないの?

A. 薬は水に溶けることで体内に吸収されます。水なしで飲まれる方もおられますが、食道にひっかかったりして、炎症を起こす場合があります。
お薬によってはお茶や牛乳、ジュースなどで飲むとお薬の効果に影響を及ぼすものもあるので、きちんと水で飲むように心がけましょう。
※水なしで飲めるタイプのお薬もあります

Q. お薬の飲み方で「食間」はいつのこと?

A.「食間」というと食事中に服用することだと思っている人も少なくありませんが、「食間」とは食事の約2時間後から次の食事2時間前の時間帯を指します。
服用時間は薬の性質に合わせて決められていますので、きちんと指示通り飲むようにしましょう。

Q. 漢方薬を食前に飲み忘れた場合に食後に飲んでも大丈夫?

A. 漢方薬を食前、または食間に飲むのは胃に食べ物が入ってないほうが吸収がよいとされているからです。
ただしきちんと指示された回数を飲むことがより大事なので飲み忘れた場合には食後に飲むようにしましょう。

Q. お薬の保管で注意することは?

A. 薬の大敵は「高温(30℃以上)」「直射日光」「湿気」です。これらをなるべくさけて保管するようにしましょう。
お薬によっては冷所保存や暗所保存といったものもあるので薬剤師の説明をきちんと聞きましょう。

Q. 市販の目薬は開封したらどれくらいもつの?

A. 特に指定のないものは1ヵ月くらいを目安にしてください。
防腐剤の入っていないものや医療用のものはもっと短くなります。
薬剤師に相談しましょう。

Q. 解熱鎮痛剤の飲み薬と坐薬の違いは?

A. 一般的に効能の違いはありませが、坐薬は飲み薬よりも効果が高く早い、また、胃腸への負担が少ないと言われています。吐き気がある場合や小さなお子さんなど飲み薬を飲むのが困難な場合でも使いやすいです。
ただし、外出先などで気軽に使いにくいため、患者さんの症状や生活環境にあう方を選びます。

Q. 調剤してもらったお薬が余ったのですが、薬局に返却すれば返金してもらえますか?

A. 余ったお薬を薬局へご返却いただいても、返金はできません。一度、患者さんの手に渡ったお薬は、使用期限・有効期限が不明であったり、医療機関と同様の保管状態で管理していたのかを確認できません。そのため、そのまま同じ疾患の患者さんに使用することは、安全性に問題があり、再利用ができないからです。

Q. 腰痛で病院から処方してもらった痛み止めがよく効いたので、同じ悩みをもっている知人や家族に使ってもいいですか?

A. 原則として、医師が病気を診断して処方された医療用医薬品はご本人以外に使用しないでください。痛み止めを例に挙げても、様々な種類の薬があります。特定の病気の方には使えないものもあるなど様々な注意が必要です。また、大人と子供で量を調節すればいいわけでもありません。子供には使えないお薬も多くありますので、必ず医師又は薬剤師にご相談ください。

Q. 定期的にお薬を飲んでいますが、どうしてもお薬が余ってしまいます。どうしたらいいですか?

A. 薬局の薬剤師に相談の上、余ったお薬(残薬)を詳しく教えていただくか、ご持参ください。一度、処方されたお薬は、患者さんのものなので返却などできません。次回にお出しするお薬の日数など量を調整させていただきます。(処方された医師の了承にもとづき行います。)また、どうしても飲み忘れしやすい方へは、1回分ずつお薬をパックするなどして飲みやすくすることもできますのでご相談ください。(薬局でお出しした薬以外も対応できます。)

Q. 市販薬を飲んでも症状が改善しない場合、どのくらい飲み続けたほうがいいですか?

A. 市販薬をしばらく飲んでも効果が得られなかったり、気になる病状があった場合は、医師や薬剤師などの専門家に相談しましょう。市販薬は病院に行くほどでもない体調のくずれや、風邪、頭痛、下痢などの軽い症状が現れたときに使います。高熱が続くなど明らかに病気と思われる場合は、医師の診断を受けることが大切です。

Q. 睡眠薬を飲み続けると認知症になるって本当ですか?

A. 睡眠薬を飲んで認知症になることはありません。ただ睡眠薬の副作用で「物忘れがひどくなる」「つじつまの合わないことを言う」などの認知症と良く似た病状が出る場合もあります。これは睡眠薬の副作用による「記憶障害」あるいは「持ち越し効果」を認知症だと勘違いしていると考えられます。どちらの病状も、お薬が体内から排出されれば消失するものです。正しい服用方法を守り、場合によってはお薬の量を変更するなどにより防止することが可能です。何か不安な病状がみられたら医師、薬剤師にご相談ください。

Q. どうしても飲みにくいお薬があって困っています。

A. お薬が飲みにくいと感じたときは、薬剤師にご相談ください。同じ有効成分で、粉薬、錠剤、カプセル、シロップなど様々な種類があり、他の形に変更することが可能なお薬もあります。またオブラートやカプセルに入れて飲む方法や、最近ではお薬を包むゼリーなど様々な服薬補助剤が出ていますので、薬局薬剤師までおたずねください。